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03 ─ データ / MA用データ開発

MAが読める形に、
データを整える。

ツールは動いています。止まっているのは、渡っているデータのほうです。

基幹システムとMAの間に、配信条件として使える一層をつくります。

01STRUCTURE ─ つくる場所

つくるのは、「間」だけです。

基幹システムは正確ですが、配信のことは考えて作られていません。MAは速いですが、渡されたものしか見られません。

止まるのは、
いつもその間です。

御社の基幹・既存システム 会員マスタ・顧客DB 受注・購買・契約 在庫・商品マスタ POS・予約・基幹帳票 正確。ただし配信用ではない ここを、私たちが開発します MA用データ 誰か(ID統合)/いま何をしたか(イベント) どんな人か(属性・セグメント) 何を出せるか(商品・在庫・レコメンド) = 配信の条件として、そのまま使える形 MA・配信基盤 Braze・統合型CRMツール LINE公式アカウント メール・SMS・アプリPush サイト内レコメンド 速い。ただし渡されたものしか見えない この上に、すべての施策が乗ります つながる(リスト獲得) / 届ける(Push) / 迎える(Pull) / レコメンド・AIエージェント ここが空いていると、どのツールを入れても、実行は一斉配信に戻ります。

私たちは基幹システムを入れ替えません。いまあるものの上に、配信のための一層だけを足します。
右側 ── 整えたデータを実際に配信として動かす工程は、Braze運用・構築(02 実行・運用)LINE運用・構築(02 実行・運用)が担当します。同じチームが、両側を見ます。

02POV ─ 私たちの立場

CDPを入れても、配信は動きません

よくある進め方は「まずデータ基盤を整えてから、施策を考える」です。これは順番が逆です。用途を決めずに全部を集めると、集まっただけで終わります。

データは、使う用途が決まってはじめて、
どう整えるべきか」が決まります。

よくある進め方 ─ 基盤を先につくる 全部のデータを集める きれいに整える さて、何に使おうか 工数も費用も先に発生し、成果が出るのは最後。途中で予算が止まると、何も残りません。 → 「基盤はできたが、配信は変わっていない」が最も多い失敗です 私たちの進め方 ─ 用途から逆算する 打ちたいシナリオを決める そこに要るデータだけ特定 最短で1本、動かす 1本動けば、次に必要なデータが具体的に分かります。そこから範囲を広げます。 → 途中で止まっても、動いている施策は残ります CDPの導入は前提ではありません。必要になった段階で、必要な分だけ検討します。

ツールもデータ基盤も、売る立場ではありません。いまある仕組みで足りるなら、足りるとお伝えします。
「打ちたいシナリオ」そのものから決めたい場合は、CRM戦略設計(01 戦略)が起点になります。

03SERVICE ─ つくるもの

配信の条件になるまで、4つを揃えます

「データがある」と「配信条件として使える」は別です。4つが揃ってはじめて、出し分けが実行できます。

01 ─ 誰か ID統合 会員ID・LINE・アプリ・Web・POSの名寄せ 同じ人だと分かる チャネルをまたいだ出し分け・重複配信の抑制 02 ─ いま何をしたか イベント設計・実装 閲覧・カート・フォーム離脱・来店・解約検討 熱が上がった瞬間が分かる 行動トリガー起点のシナリオ配信・リマインド 03 ─ どんな人か 属性・セグメント定義 RFM・会員ランク・契約状態・嗜好・休眠判定 誰に送らないかを決められる 配信対象の絞り込み・頻度の制御・通数の削減 04 ─ 何を出せるか 商品・在庫マスタの供給 価格・在庫・カテゴリを、配信時に参照できる形で 一人ひとりに、違うものを出せる パーソナライズレコメンド・在庫連動の出し分け

あわせてダッシュボードとKPIの可視化まで担当します。データを整えた効果そのものを、数字で追える状態にします。

この4つは、それぞれ別のサービスの入力になります。
04AI READY ─ 定義の変化

検索で探す時代から、
エージェントが選ぶ時代へ。

これまでのUIは、人が絞り込むことを前提に作られてきました。これからのUIは、AIが読んで、判断して、代わりに選びます。そのとき、いま持っているデータがそのまま使えるとは限りません。

検索UI ─ 人が絞り込む 商品側 カテゴリ・タグ・価格があれば成立する 絞り込みの軸は、あらかじめ人が決める 表記ゆれは、人間が読んで吸収してくれる 顧客側 検索窓に入力された語が、意図のすべて 履歴と繋がっていなくても、一応動く = 人に見せるためのデータ エージェントUI ─ AIが選ぶ 商品側 意味が要る ── 誰向けか/どんな時に/何と使うか 属性が構造化され、揺れが正規化されている 在庫・価格を、回答をつくるその瞬間に参照できる 顧客側 履歴・嗜好・契約状態と接続されていること 「この人にとって」を判断する材料が要る = 機械が答えるためのデータ 求められるものは、CRMのために整えるデータとほぼ同じです。 前のセクションの4つ(ID統合・イベント・属性・商品マスタ)は、そのままエージェントの判断材料になります。

つまり、これは追加の工事ではありません。いま配信のために整えるものが、そのままAIの燃料になります。

05ASSET ─ 蓄積の差

ただし、ここは後から遡って作れません

UIの作り替えは、あとからでも間に合います。エージェントの判断材料になる行動データだけは、取り始めた日からしか貯まりません。

蓄積 いま 1年後 2年後 いま整え始めた場合 1年後に始めた場合 行動ログは、取り始めた時点からしか貯まりません。 この差は、あとで予算をかけても埋まりません。 ※概念図

設計だけ先に済ませて、取得は小さく始めることもできます。大事なのは「いま取り始めているかどうか」です。整えたデータの上にレコメンドやエージェントUIを乗せる工程は、レコメンド・AIエージェント開発(04 発展)が担当します。

この差は、あとで予算をかけても
埋まりません

06HOW ─ 通し方

データ連携は、2つの経路を使い分けます。

「ぜんぶバッチで繋げばいい」は誤りです。速さが要るものと、量が要るものは、通す道が違います。ここを分けずに設計すると、行動トリガー配信が動かないか、連携が重くて破綻します。

経路A ─ 速さが要るもの イベント実装(SDK/API) カート投入・フォーム離脱・在庫僅少・来店 発生したその場でMAに届きます 数秒〜数分 刈り取りは、この経路でしか成立しません 経路B ─ 量が要るもの バッチ連携(CDI・データ連携) 購買履歴・会員属性・RFM・スコア DWHから、まとめて流し込みます 最短15分〜日次 大量の属性は、こちらが向きます やってはいけないのは、画面遷移のログを全部バッチで流そうとすることです。 量に耐えられず、遅延で「直後に届ける」も成立しません。逆に全部をイベント実装にすると、開発コストが跳ねます。 どの行動をイベント化するかは、先にシナリオを決めてから逆算します ※ 連携頻度などツール側の仕様は更新される可能性があるため、設計時に最新の値で再確認します。

実装の順番も、この使い分けで決まります。まず刈り取りに要るイベントを数本だけ実装し、動かしながら属性連携を広げるのが、最も早く成果が出ます。
Brazeをお使いの場合の具体的な使い分け(イベント実装とCDI)は、Braze運用・構築(02 実行・運用)で詳しく説明しています。

07CHECK ─ 現在地

止まっているのは、誰か分かるかと、いま何をしたかです。

この2つの掛け合わせで、いまどこにいるかが決まります。どこにいるかで、着手する順番が変わります。

行動 ─ いま何をしたか 取れて いる 取れて いない つながっていない 名寄せできている ID ─ 誰か分かるか ID✕ / 行動✕ 一斉配信しか、選べない □ 配信対象を、性別や年代でしか切れない □ 施策の効果を、誰に効いたのかで説明できない 1本のシナリオから逆算して始めます ID✕ / 行動○ 匿名の行動ログが、溜まるだけ □ Webの行動は取れているが、会員と結びつかない □ アプリとWebとLINEが、別々の人として数えられている 先にやるのは ID統合 ID○ / 行動✕ 属性配信で、止まっている □ 会員ランクや購買履歴では切れるが、トリガーが打てない □ 「いま見ている人」に届けられない 先にやるのは イベント実装 ID○ / 行動○ 誰が・いま・何をしたかが分かる 行動トリガーもレコメンドも、そのまま動かせる 送らない判断ができるので、通数が下がる ── ここを目指します

当てはまるのは、多くの場合左下か右下です。左下から右上へ一気に跳ぼうとすると失敗します。どちらの軸から動かすかを、診断で決めます。
7問の顧客資産化診断でも、現在地の目安がその場で分かります(3分・登録不要)。

08FLOW ─ 進め方

いきなり全部を整えません。1本、動かしてから広げます。

01
無償

診断

いまのデータの現在地を、上の2軸で確認。打ちたいシナリオと、足りているものを切り分けます。

60分

02

設計

シナリオから逆算し、必要なID・イベント・属性を定義。経路(イベント/バッチ)の割り当てまで決めます。

03

実装

SDK/API実装、連携設定、セグメント構築、QA。まず1本のシナリオを最後まで通します。

04

拡張・運用

動いた1本を起点に範囲を拡張。ダッシュボードでデータの品質と施策の成果を同時に監視します。

月次

STEP 1 でお持ちいただけると早いもの

  • いま使っているMA・配信ツールと、直近の配信実績(通数・対象の切り方)
  • 会員ID・LINE・アプリ・POSなど、IDがいくつ存在しているかが分かる資料
  • 打ちたいけれど打てていない施策 ── 1つで構いません。ここから逆算します
09WORKS ─ 経験領域

データを整えた効果は、配信の側に出ます。

データ整備そのものを指標にしません。整えたことで、どの施策が打てるようになり、数字がどう動いたかで評価します。

不動産CASE 01 ─ イベント実装

「いま見ている人」に届けられなかった物件の閲覧・問い合わせ・契約状態をイベントとして実装し、行動トリガー起点のシナリオ配信を実現。

反応率数値は非公開

美容医療CASE 02 ─ ID統合

Web・LINE・来院が別々の人として数えられていた会員IDを軸に名寄せし、来院履歴を配信条件として使える形に整備。重複配信も抑制。

リピーター数数値は非公開

EC・通販CASE 03 ─ 商品マスタ供給

一人ひとりに違うものを出せなかった商品・在庫マスタを配信時に参照できる形で供給し、在庫連動のパーソナライズレコメンドを実装。

CVR数値は非公開

実績をもっと見る
10FAQ ─ よくあるご質問

ご検討時に、必ず聞かれること。

CDPやCDPに類するデータ基盤は、必要ですか?

前提ではありません。既存のDWHやMAの機能で足りることが多く、その場合は足りるとお伝えします。必要になるのは、複数事業・複数ブランドでIDと同意管理が複雑になってからです。私たちはツールもデータ基盤も売る立場ではありません。

情報システム部門との調整が必要になりますか?

必要です。ただし依頼内容を、こちらで仕様に落としてからお渡しします。「こういうデータが欲しい」ではなく、テーブル・項目・更新頻度・連携方式まで定義した状態で持ち込むので、社内調整の往復が減ります。

すべてのデータを整えないと、施策は始められませんか?

いいえ。1本のシナリオに要るデータだけで始められます。むしろ全部を先に整える進め方は、成果が出るのが最後になり、途中で止まると何も残りません。動く1本を先につくります。

実装は、こちらの開発チームでも対応できますか?

できます。設計と仕様の定義だけを担当し、実装は御社側という組み方も可能です。逆に、手が足りない場合は実装まで巻き取ります。どちらの体制でも、判断の基準は文書で残します(→ 支援体制)。

AIエージェント向けのデータ整備は、別途必要になりますか?

別工事にはなりません。ID統合・イベント・属性・商品マスタという4つは、配信でもAIでも同じものが土台になります。違いは、商品側に「意味」(誰向けか・どんな時に使うか)を持たせるかどうか。設計の段階でそこまで見込んでおけば、あとから作り直さずに済みます。

個人情報の取り扱いは、どうなりますか?

取得する項目と利用目的を設計段階で明示し、同意取得の導線まで含めて設計します。必要な範囲を超えるデータは、そもそも取りにいきません。

お問い合わせ

御社の現在地を教えてください。

7つの質問で、御社の顧客がいま資産に変わっているかが分かります。
3分・登録不要。結果を見てからご相談いただけます。

診断のあと、代表・永野と30分、直接お話しいただけます。