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04 ─ 発展 / レコメンド・AIエージェント開発

検索から、
AIエージェントへ。

その体験を、自社のサイトとアプリの中で出せていますか。
必要なのは、AIに渡せるデータ何を出すかの判断、そして対話の設計。私たちは、その3つとも担当します。

01SHIFT ─ いま起きている変化

ユーザーはもう、聞いて決めることに慣れてしまいました。

条件をひとことで言えば、AIが聞き返して、絞って、理由をつけて出してくれる。この体験に慣れた人が、そのままの期待を持って自社サイトに来ます。そこにあるのが検索窓とフィルタだけだったとき、ユーザーの感覚ではそれは「不便」ではなく「古い」です。

図解

・図1:探すから、聞くへ

これまで ─ 探して、自分で比べる ユーザー 検索する 一覧に10〜100件 自分で見比べる 決める 企業側が競っていたのは 「一覧に載ること」 ── 検索順位、広告枠、レビュー点数 載ってさえいれば、比較の土俵には乗れた これから ─ 聞いて、選ぶ ユーザー AIに直接聞く 提案は3件だけ 決める 企業側が競うのは 「提案に選ばれること」 ── AIが読んで、判断して、名前を出すかどうか 候補は10件から3件へ。選ばれなければ、存在しないのと同じです 検索の順位を上げる努力とは、必要なものがまったく違います。

・図2:期待は自社サイトに持ち込まれる

外で身についた体験 AIとの対話 ざっくり言えば、聞き返してくれる 3つに絞って、理由もつけてくれる ここで「選び方」の基準ができる 自社サイト・アプリ 検索窓と、絞り込みフィルタ 欲しいものを自分で言語化し、条件を選び、自分で見比べる → ユーザーの感覚では「不便」ではなく「古い」 期待が持ち込まれる その結果、何が起きるか 探しきれずに帰る 迷っている人ほど、条件を選べない 比較して、他社で決める 決めさせる場所が、自社の外になる 何を迷ったかが残らない 次に活かせるデータにならない 問われているのは検索順位ではなく、来てくれた人にどう応対するかです。

これは流入を増やす話ではなく、流入したあとの話です。外のAIで基準ができてしまった以上、自社サイトの体験は、そのAIと比べられます。

それは「不便」ではなく、
「古い」です。

02EVIDENCE ─ 数字で見る

取りに行くべきは、順位ではなく転換です。

来る人が減っているのに、来た人を取りこぼしている ── ここが一番もったいない。これが数字の結論です。

米国 ─ クリックストリーム実測(2026年1〜4月) 68.0% クリックされずに終わる検索 3回に2回は、サイトに行かずに完結 20%+ AIによる概要が出る割合 出たときは、CTRが約6割減る 0.34% AIモードが使われた割合 対話型そのものは、まだこれから 出典:SparkToro / Similarweb(米国・2026年1〜4月のクリックストリーム分析) 日本 ─ AIによる概要が出たときの、検索1位のクリック率 予測 CTR 24.1% 実測 CTR 9.0% ── 1位を取っても、想定の4割も来ない CTR低下率は、2025年12月の38.0%から2026年6月には62.7%へ(米国も58.0%→68.8%) 来る人が減っているのに、来た人を取りこぼしている。ここが一番もったいない。

出典:SparkToro / Similarweb(米国・2026年1〜4月)、Ahrefs調べ/Web担当者Forum(日本・情報収集型キーワード)。
私たちは「AI検索の時代が来た」と煽りません。AIモードの利用は、まだ0.34%です。それでも動く理由は別のところにあります ── 順位を上げても、以前と同じ人数は来ません。母数が減るということは、来てくれた1人あたりの重みが上がるということです。
取りに行くべきは、順位ではなく転換です。なお、ここで整えるデータは外部のAIに読まれる際にも効きますが、それは副次的な効果として捉えています。

期待は上がっている。一方で、受け止める側は追いついていません。

  • UXリサーチ機関 Baymard Institute のeコマース検索UXベンチマーク(主要344サイト対象)では、56%のサイトが検索UXを「mediocre or worse(凡庸、あるいはそれ以下)」と評価されています。
  • また、検索結果がゼロだったときに立て直す手段を用意できていないサイトが、およそ半数です。
  • 探せなかった人は、問い合わせてくれません。黙って離脱します。そしてその離脱は、アクセス解析上は「直帰」としか記録されません。何を探していたのかは、どこにも残らないのです。

出典:Baymard Institute「E-Commerce Search Usability: Report & Benchmark」同「5 Proven UX Strategies For "No Results" Pages」対象は米国・欧州の主要eコマースサイトで、日本の数値ではありません。

その期待は、どこで作られているか。

  • マネーフォワードが2026年1月に実施した調査(対象=生成AIを活用して調べ物をしたことがある社会人 2,204名)では、調べ物で生成AIを「よく使う」「ほぼ毎回使う」と答えた人が58.1%検索エンジンの利用頻度が「減った」と答えた人が44.8%でした。
  • ただし、生成AIの回答を得たあとに自分で再調査する人は8割以上(20代56.9%/50代26.9%)。
  • AIの答えで完結しているわけではなく、その先を確かめにいく人がまだ多数です。つまり、確かめにきた先 ── 自社サイトの中 ── での応対が、そのまま結論を左右します。

出典:マネーフォワード「生成AIと検索エンジンの利用実態調査」(2026年1月16日〜/n=2,204)調査結果母集団は「生成AIで調べ物をしたことがある人」に限定されているため、全体の利用率ではありません。

03FACTOR ─ 差がつくのは3つ

このとき差がつくのは、3つだけです。

私たちが担当するのは、この3つすべてです。データだけ整えて渡す会社でも、UIだけ作る会社でもありません。

01 ─ データ AIに渡せるデータ 意味が書かれ、構造化され、 量が貯まっている = AIが判断に使えるか 後から遡って作れない部分がある × 02 ─ エンジン 判断エンジン 誰に、何を、どの順で出すか レコメンドが担う部分 = 出すものが決まっているか ここが空だと、対話は成立しない × 03 ─ UI/UX エージェントUI/UX 何を聞き返し、何件出し、 なぜそれかを説明できるか =「任せてよい」と思えるか 対話設計は、モデル選定より効く 選ばれる確率。── 1つでも欠けていると、結果はゼロのままです。 モデルは共通化していきます。差がつくのは、自社にしかないデータと、自社の商売に合わせた判断と対話の設計です。

この先のページは、①データ → ②エンジン → ③UI/UXの順に説明します。これは、そのまま作る順番でもあります。読み終えたところで、いま自社がどこにいるかを確認できるようにしてあります。
なお、ここで整えたものは外部のAIに聞かれたときにも効きますが、私たちが主に担当するのは自社サイト・アプリの中の体験です。

04SYMPTOM ─ こんな状態なら

3つのうち、できているのはいくつですか。

③ UI/UX

エージェントUI/UXを、サイト内に実装できていない

検索窓とフィルタのまま。迷っている人ほど、選べずに帰っている。

② エンジン

自社データを活用したレコメンドエンジンを持っていない

出し分けは属性別の数パターン止まり。あるいは人気順のまま。

① データ

データがバラバラで、AIを活用できる状態ではない(AI readyなデータがない)

ID・行動・商品情報がそれぞれ別の場所にあり、突き合わせられない。

③ UI/UX エージェントUI/UXを、サイト内に実装できていない ② エンジン 自社データを活用したレコメンドエンジンを持っていない ① データ データがバラバラで、AIを活用できる状態ではない(AI readyなデータがない) 下にあるものほど、上の前提になります。
上から順に、③UI/UX・②エンジン・①データに対応します。下にあるものほど、上の前提になります。
この先は ①データ → ②エンジン → ③UI/UX の順(=作る順)に説明し、最後にいまどこで止まっているかを確かめられるようにしています。
05DATA ─ ① AIに何を渡すか

基幹システムをそのままつないでも、
AIは答えられません

そこには「正確な値」はあっても、「意味」が書かれていないからです。誰向けの商品なのか、どんな時に使うのか、いま在庫があるのか ── AIが判断に使える形になっていません。間に、読んで判断できる層をつくります。

基幹・既存システム 商品マスタ・在庫・価格 会員・受注・契約 FAQ・規約・マニュアル Webの行動ログ 正確。ただし 「意味」が書かれていない (人が読む前提の形) ここを、私たちが開発します AI用の中間データ 構造 商品の意味(誰向け・ どんな時・何と使う) FAQ・規約の構造化 在庫・価格の即時参照 出してはいけない条件 誰が・何を見て・ 何を買ったかの蓄積 対話ログ(聞かれた こと・選ばれたもの) 回すほど増える AIエージェント 聞き返す 候補を絞る 理由を説明する 手続きまで案内する モデルは共通化する。 差がつくのは、左から 何を渡せるかだけ 聞かれた内容と、選ばれた結果が、そのまま「量」に戻ります 基幹システムを直接つないでも、AIは答えられません。間の設計が、精度そのものです。 構造は、あとからでも作れます。量は、始めた時点からしか貯まりません。 先に置いた企業ほど、対話ログが厚くなり、提案の精度で離されにくくなります。 ※ 具体的なデータ整備の進め方は SERVICE 03 と共通です。

ここでいう中間データとは、基幹システムとAIの間に置く、AIが読んで判断できる形のデータのことです。構造(商品の意味づけ、FAQ・規約の構造化、在庫と価格の即時参照、出してはいけない条件)と、(誰が何を見て何を買ったかの行動ログ、聞かれたことと選ばれたものの対話ログ)の2つで構成します。
この中間層の設計は、配信のために整えるデータと大部分が重なります(→ MA用データ開発(SERVICE 03))。CRMのために整えたものが、そのままエージェントの土台になります。

構造は、あとからでも作れます。
量は、始めた時点からしか貯まりません

06ENGINE ─ ② 誰に、何を、どの順で

一人ひとりに違うものを、毎回出す。
判断は1つ、出口はいくつでも

「誰に何を出すか」を決める仕組みは、配信でもサイトでもLINEでも同じものが使えます。チャネルごとに別の基準で出していると、同じ人に矛盾したものが届きます。判断は1か所に置き、出口だけを増やします。

入力 ─ MA用データ 誰か(ID) / いま何をしたか(行動) / どんな人か(属性) / 何を出せるか(商品・在庫) 判断エンジン ─ ここを開発します 誰に、何を、どの順で出すか ルール / 統計モデル / 生成AI ── 用途ごとに使い分けます 出口 01 配信 メール・Push・LINEの 本文を、送信の瞬間に生成 出口 02 サイト内レコメンド トップ・詳細・カゴ落ち それぞれ別の目的で出す 出口 03 LINE・アプリの受け皿 リッチメニューやミニアプリを その人向けに切り替える 出口 04 エージェントUI 対話で、探す・比べる 決めるを代行する 出口を増やしても、判断基準は1つ。同じ人に、矛盾したものが届きません。 出口の実装は、配信=Braze・LINE、サイト=自社サイト、対話=ミニアプリやチャットの上で行います。

出口側の運用は Braze運用・構築LINE運用・構築(SERVICE 02)と同じチームが担当します。作って渡すのではなく、出口まで一緒に見ます。

07STAGE ─ 方式の選び方

いきなりAIから始めません

「レコメンドを入れたのに、人気商品しか出てこない」

レコメンドには段階があります。データが薄い段階で高度な手法を入れても、当たりません。いまのデータ量と、出したい場面から選びます。

必要なデータ量 少 ────────────────────────→ 多 01 ルールベース 「カートに入れた商品と 同カテゴリの人気順」など 最初の1本はここから。 説明でき、すぐ直せる 02 コンテンツベース 商品の属性や説明文の 近さで結びつける 新商品・新規顧客に強い (コールドスタート対策) 03 協調フィルタリング 「似た行動の人が 買ったもの」を使う 行動量が貯まってから。 意外性のある発見が出る 04 生成AIの併用 文脈の理解、推薦理由の 言語化、対話での絞り込み 「なぜこれなのか」を 言葉で返せるのが強み 実務では、組み合わせます 新規は 02 で、行動が貯まったら 03 に寄せ、理由の説明と対話は 04 が担当する ── というハイブリッドが基本です。 人気商品しか出てこないのは、たいてい手法ではなく入力の問題です。 どの場面(トップ/商品詳細/カゴ落ち/配信本文)で何を最大化するかを先に決めてから、方式を選びます。

「まずAIで」と始めると、検証も説明もできないまま止まります。説明できる仕組みから入れて、データが貯まった順に置き換えるのが、結果的にいちばん早いです。新規顧客や新商品でデータが無い状態(コールドスタート)にはコンテンツベースで対応し、行動が貯まってから協調フィルタリングへ寄せます。どの段階に進めるかは、いま持っているデータで決まります(→ MA用データ開発(SERVICE 03))。
次の章では、これを③どう聞いて、どう返すか ── 聞き方と返し方の設計に進みます。

08UX ─ ③ どう聞いて、どう返すか

絞り込ませるのをやめて、
聞いて、決めてもらう

「サイトに来ているのに、探しきれずに帰っている」

検索とフィルタは、「何が欲しいか、自分で言語化できる人」にしか使えません。迷っている人ほど、絞り込めずに離脱します。エージェントUIは、そこを代わりに引き受けます。

検索・フィルタのUI 1. 欲しいものを、自分で言葉にする 2. 条件を選ぶ(価格・サイズ・カテゴリ…) 3. 並んだ候補を、自分で見比べる 4. 決める 負担はすべてユーザー側。1と3で、いちばん人が落ちます 迷っている人ほど、条件を選べない エージェントのUI 1. ざっくり話す(「30代の母への贈り物」) 2. 足りない条件は、エージェントが聞き返す 3. 3つに絞って、理由つきで提示される 4. 決める 言語化と見比べを、こちらが引き受ける 会話の内容が、そのまま嗜好データとして残る 置く場所 自社サイト・アプリの中 検索窓の置き換え、または並走 LINEのトーク・ミニアプリ やりとりは通数課金の対象外 有人チャットの前段 answerできない時だけ人へ渡す 対話の中身は、次の配信条件になります。接客しながら、データが増えていきます。

LINE上に置く場合、ユーザーへの返信は通数課金の対象外です。何度やりとりしてもコストが増えないので、接客の密度を上げるほど有利になります(→ LINE運用・構築(SERVICE 02))。

幻覚(もっともらしい嘘)と、言ってはいけないことへの対策はセットで設計します。回答は自社の商品マスタとFAQの範囲に限定し、在庫・価格は回答生成のその瞬間に参照。判断できない質問は、答えずに人へ渡します。
09TOGETHER ─ 3つが揃うと、何が変わるか

レコメンドとエージェントは、
置き換えではありません

よく「レコメンドとエージェント、どちらを入れるべきか」と聞かれます。これは二択ではありません。レコメンドは「何を出すか」を決める判断で、エージェントはそこに「聞く力」と「説明する力」を足したものです。使い分けを決めるのは、機能ではなくお客様の状態です。

お客様の状態 決まっている 迷っている 出し方 01 レコメンド枠 こちらから、黙って差し出す トップ/商品詳細/カゴ落ち/配信本文 迷っていない人に対話を出すのは、邪魔になります 出し方 02 エージェント 聞き返して、絞って、理由を言う 対話UI/チャット/LINEのトーク 迷っている人は、枠を見ても選べません 共通の土台 ─ ここは1つ 判断エンジン(誰に、何を、どの順で出すか) + MA用データ(ID・行動・属性・商品) 先にレコメンドで判断エンジンをつくり、その上にエージェントを乗せます。

この順番には理由があります。対話は、出すものが決まっていないと成立しません。先に「何を出すか」を説明できる状態にしてから、聞き方と返し方を設計します。逆から始めると、よく喋るけれど的外れなものが出来上がります。

対話は、出すものが
決まっていないと成立しません

10LIMIT ─ 人が決めることの上限

そして、人が決め続けることはできません。

配信のシナリオも、サイトの出し分けも、対話の中で何を出すかも、最後は「誰に何を出すか」を人が決めています。人が決める限り、打てる本数は人数と時間で決まります。仕組みに任せる理由は、精度より先に、この上限を外すことにあります。

出し分けの パターン数 人が決める ── ここで天井にあたる セグメントを増やすほど、制作も設定も検証も増える 仕組みが決める ── 顧客の数まで伸びる 1人ずつ違っても、運用の手数は増えない 少ない 多い かけられる工数 → レコメンドは「当てるため」だけの技術ではありません。出し分けの回数を、人から切り離すための技術です。

※概念図。Braze運用・構築(SERVICE 02)で触れた「打てる本数が、人の空き具合ではなく仮説の数で決まる」の、その先の話です。仮説の数という上限も、ここで外れます。

ここまでが、私たちの担当範囲です。①データを整え、②エンジンをつくり、③UI/UXを設計する。そのうえで、出し分けの回数を人の稼働から切り離します。
ただし、ここまで作っても「効いたかどうか」は別の問題です。効果測定の章で、その示し方を説明します。
11CHECK ─ 御社はどうですか

次にやることは、いる場所で変わります。

①データ・②エンジン・③UI/UXは、独立した選択肢ではありません。下から積み上がる3段です。いま止まっているのは、どの段ですか。症状を左に、先にやることを右に並べました。同じ「うまくいっていない」でも、段によって先にやるべきことは正反対になります。

よくある症状先にやること
聞かれて、選ばれる ── ここが目的地条件を聞き返し、在庫を見て、理由つきで出せる。対話ログが貯まり、精度が上がり続ける
③ UI/UX対話で返す 枠はあるが、迷っている人は選べずに帰る検索とフィルタは、言語化できる人にしか使えない 聞き返し・件数・理由の設計エージェントUIを1導線に置く
② エンジン何を、どの順で出すか データはあるが、出す基準が人の勘のまま属性別の出し分けが、数パターンで止まっている ルールベースから判断をつくる説明できる仕組みから始める
① データAIに渡せるデータ 聞かれても答えられない/人気商品しか出ない在庫や価格を聞かれると、結局は有人に回す 意味づけと構造化から行動ログは、今日から貯め始める

下の段が空いたまま上を作ると、よく喋るけれど的外れなものができます。いちばん多いのは、①を飛ばして③から始めてしまうケースです。

いちばん惜しいのが、③UI/UXまで作ったのに①データが空いているケースです。UIは動いているのに、渡すものが無いせいで答えられない。ここでプロンプトやモデルを調整しても直りません。AIは、渡されたデータの質以上には賢くなりません(→ MA用データ開発(SERVICE 03))。

12MEASURE ─ 効いたことを、どう示すか

「AIを入れました」は、
成果ではありません

レコメンドは、もともと買う人に当たっていただけという結果になりがちです。クリック率が上がっても、売上が増えたとは限りません。増分で示せる状態を、導入と同時に作ります。

やってしまいがちな評価 「レコメンド経由のCVRが高い」 もともと買う気の高い人がクリックしただけ、 という可能性を否定できません。 枠を消しても、売上が変わらないことがあります 私たちの評価 対照群を置いて、増分を測る 一部のユーザーにはレコメンドを出さず、 出した群との差を売上で比較します。 「入れなかった場合」と比べられる状態にします これは、導入時に設定しないと、あとから遡って証明できません。 あわせて、オフラインでの精度指標(過去データでの再現率など)も見ます。ただしオフラインで良くても、実際の売上が動くとは限りません。 最終的な判断は、必ず実際の売上の増分で行います。

同じ考え方を、配信側では Braze運用・構築(SERVICE 02)のグローバルコントロールグループで実装します。レコメンドと配信を、同じ物差しで評価できるようにします。

13FLOW ─ 進め方と期間

PoCで終わらせません。1つの導線から、本番に出します。

検証だけして終わる案件を、いちばん多く見てきました。最初から本番の1導線に出し、増分で判断します。

01
無償

診断

上の3段で現在地を確認。データが足りていない場合は、そう申し上げます。

60分

02

設計

出す場面と最大化する指標を決定。方式(ルール/統計/生成AI)と、対照群の設計まで。

03

実装

1つの導線に本番投入。UI・API・配信への組み込みとQAまで担当します。

04

拡張・運用

増分で判断し、効いた導線から横に広げます。精度は運用の中で上げていきます。

月次

先に決めておくと早いこと

  • 最初に出す場面 ── トップ/商品詳細/カゴ落ち/配信本文/LINEの受け皿から1つ
  • その場面で最大化したい指標 ── 回遊なのか、単価なのか、再訪なのか
  • 絶対に出してはいけないもの(在庫切れ・対象外の商品・センシティブな組み合わせ)
14WORKS ─ 経験領域

レコメンドを、事業側でやってきた人間が設計します。

研究としてではなく、売上に責任を持つ側でレコメンドを扱ってきた経験が中心にあります。だから「精度は上がったが売上は動かない」を先に潰しにいきます。

大手不動産情報経験 01 ─ 要件定義・開発ディレクション

レコメンドエンジンの立ち上げ物件情報サービスにおいて、レコメンドエンジンの要件定義と開発ディレクションを担当。事業側の指標から逆算した設計を経験しています。

担当代表・永野

大手不動産情報経験 02 ─ データサイエンス

AIを用いたレコメンド最適化と広告配分モデルの構築データサイエンティストとして、モデルの構築から運用までを担当。その後、製造業向けプロダクト開発、大手企業へのAIコンサルティングを経て参画。

担当テクノロジスト

EC・通販経験 03 ─ ミニアプリLP

診断型UIで、嗜好データを取りながら提案するスワイプ形式の診断から結果提示までを設計し、獲得と同時に嗜好データを取得。その結果を起点に配信へ接続する構成で、大手通販企業への導入が決定しています。

初回CVR数値は非公開

実績をもっと見る
15FAQ ─ よくあるご質問

ご検討時に、必ず聞かれること。

レコメンドのSaaSを入れるのと、何が違いますか?

SaaSで足りる場合は、SaaSをお勧めします。差が出るのは、自社の在庫・粗利・季節性といった事業固有の制約を判断に入れたいときです。「売れるもの」ではなく「売りたいもの」を出す必要がある事業では、既製品では届きません。

データが少なくても始められますか?

始められます。ルールベースとコンテンツベースは、行動量が少なくても動きます。むしろ、この段階で協調フィルタリングのような手法を入れると当たりません。データが貯まった順に置き換えます。

AIが変なことを言わないか心配です。

回答の範囲を、自社の商品マスタとFAQに限定します。在庫と価格は回答をつくるその瞬間に参照し、判断できない質問は答えずに人へ渡します。出してはいけない組み合わせも、設計段階で定義します。

いまのFAQチャットボットと、何が違いますか?

FAQチャットボットは「決まった問いに、決まった答えを返す」仕組みです。エージェントは、足りない条件を聞き返し、在庫や価格を見たうえで候補を絞り、なぜそれかを説明します。問い合わせ削減ではなく、購買の代行に近い役割です。既存のFAQを構造化して土台に使えるので、置き換えではなく積み増しで進められます。

外部のAIから自社を見つけてもらう対策も含まれますか?

対象になります。AIが読める形で自社の情報が存在しているかは、自社サイト内のエージェントと同じ設計課題です。商品の意味づけ、FAQ・規約の構造化、在庫と価格の参照可能性を整えることは、両方に効きます。ただし外部AIの挙動は各社の仕様に依存するため、成果を保証するものではありません。

効果はどうやって判断しますか?

対照群を置いて、売上の増分で判断します。クリック率だけでは、もともと買う人に当たっていただけの可能性を否定できません。この仕組みは導入時に設定しないと、あとから遡って作れません。

PoCだけをお願いすることはできますか?

できますが、お勧めしません。検証環境で良い数字が出ても、本番で売上が動くとは限らないためです。最初から1つの導線に本番投入し、増分で判断するほうが、結果的に速く安く済みます。

お問い合わせ

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3分・登録不要。結果を見てからご相談いただけます。

診断のあと、代表・永野と30分、直接お話しいただけます。