診断
配信履歴・通数・ブロック率・ID連携率を棚卸し。止められる通数を特定します。
60分
02 ─ 実行・運用 / LINE運用・構築
誰なのかが分かって、はじめて資産になります。
LINEは、獲得・配信・受け皿を1つの中で完結できる、いま唯一のチャネルです。
LINEは、送った通数で課金されます。ただしすべての接触が課金されるわけではありません。こちらから送るメッセージは1通ずつ課金され、ユーザーから来たものに返す分は何回でも無料です。この境界が、LINE運用の設計そのものを決めます。
図解
多くのアカウントは、この境界を意識せずに「送る」側だけで設計されています。だから通数が増え、ブロックが増え、コストだけが積み上がります。
送る側でも同じです。そしてそれを決めるには、購買・行動・会員属性が配信条件として使える状態になっている必要があります。
「誰に送らないか」を決めることが、
そのまま利益になります。
送る側の効率は、この2つの掛け合わせで決まります。いまどこにいるかで、着手する順番が変わります。この先のページは、ここで見つかった空きを埋めるための地図です。
当てはまるのは、多くの場合左下か右下です。なお受け皿(リッチメニュー・ミニアプリ)が「置いてあるだけ」の状態は、どの象限でも起こります。押した先で何が起きたかを測っていないなら、そこも同時に見ます。
お客様の側から見ると、LINEでの体験は6つの場面に分かれます。そのすべてに、こちらから打てる手があります。だから自由度が高く、同時に設計しないと何をしているか分からなくなるチャネルでもあります。
| リスト獲得 | リスト獲得 | Push ─ 熱をつくる | Push ─ 刈り取る | Pull ─ 受け皿 | Pull + Push | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 場面 | 友だち獲得 | ID連携・会員化 | 想起の維持(MCU) | 刈り取り(トリガー) | 受け皿・接客 | 再訪・ロイヤル化 |
| 顧客の状態 | 認知「なんとなく気になる」 | 登録「特典があるなら登録しよう」 | 非顕在「いまは必要ない」 | 顕在化「そろそろ買おうかな」 | 比較検討「これでいいか確認したい」 | 継続「またここでいいや」 |
| LINE上で起きること | 広告・店頭QR SNS・Webから追加の導線へ 診断型ミニアプリLPで、遊びながら入ってもらう |
あいさつメッセージでID連携へ案内 会員証・ポイントを受け取ってもらう ここで無料の1通を使い切ります |
間隔を置いた配信で、思い出してもらうだけ 売り込まない ブロックされたら次が届かなくなる |
カート離脱・値下げ 在庫復活・予約前日 その行動をした人にだけ、その瞬間に 在庫と価格も一緒に |
リッチメニューから予約・注文・質問 迷いはチャットでその場で解消 何度返しても通数は増えません |
ポイントとランクが貯まっていく 再診断・季節企画で戻る理由をつくる 行動が、次の配信条件になる |
| 追う指標 | 追加率・CPF | ID連携率 | MCU・ブロック率 | 通数あたりCV | タップ後CV | 再訪率・LTV |
「はじめて知る」から「また選ぶ」まで ── 出会いから再訪まで、6つの場面すべてが LINE のアプリの中だけで完結します。1周するたびに、その人のことが分かっていきます。
青の帯がリスト獲得とPush、金の帯がPullです。通数課金がかかるのは「想起の維持」と「刈り取り」の2局面だけ。ID連携・受け皿・再訪は、接触を重ねてもコストが増えません。この非対称が、LINEの投資配分を決めます。
場面ごとに考えると、施策は際限なく増えます。つながる/届ける/迎えるの3つに束ねると、いま何が空いているかが一目で分かります。先に地図を作り、そのうえで順番を決めます。
この順番には意味があります。つながっていない人には届かず、届いても迎える場所がなければ何も起きません。そして3面すべてが、土台のデータの質に乗っています。
「友だちは増えているのに、売上が動いていない。」
獲得の完了条件は「友だちが増えたこと」ではなく、「その人が誰か分かること」です。ID連携までを一続きの導線として設計します。
連携率が上がらない場合は、連携の見返りを先に作ります ── 会員証・ポイント・予約状況の確認など、連携しないと使えないものを受け皿側に置く設計です。
HOW TO CONNECT
新規獲得のCPAが上がり続けるなか、獲得したその瞬間に何も分からないままでは、その後の配信は一斉配信に戻ります。私たちは、友だち追加の導線そのものを「診断型のミニアプリLP」に置き換えるパッケージを提供しています。読ませて離脱させるのではなく、遊んでもらって、答えを預かる設計です。
追う指標は、友だち追加数だけではありません。診断の完了率/嗜好データの取得率/その後の初回CVRまで含めて設計します。このパッケージは、つながる・届ける・迎えるの3面を1本で通した実例です。以降のセクションは、この5つのSTEPをそれぞれ深掘りしていく形になります。
「配信を増やしたら、ブロックだけが増えた。」
配信を「本数」で管理しても改善しません。1本ごとに、熱をつくるための配信なのか、熱を刈り取るための配信なのかを決めます。評価する指標も、止める判断も、そこから変わります。
要約すると、熱をつくる面ではステップ配信と定期配信を、刈り取る面では行動トリガー起点のシナリオ配信とオーディエンス(絞り込み配信)を使い、評価はそれぞれMCUと通数あたりのCVで見ます。ブロック率は両方の面で監視します。
チャネルをまたぐ場合、推奨する役割分担は LINE・アプリ=刈り取り/SMS=フォーム離脱と重要通知/メール=熱をつくる(MCU)です。ただしRFMで見ると重なる層が出ます。配分は毎月見直す前提で設計します。
実際に組むシナリオの例
シナリオ例
「リッチメニューは置いてあるが、押された先で何が起きたかは知らない。」
リッチメニューとミニアプリは、ユーザーが自分から開く場所です。ここが厚いほど、こちらから送らなければならない回数が減ります。しかもここでの行動が、次の配信条件になります。
受け皿に置くのは、リッチメニュー、デジタル会員証とショップカード、予約・順番待ち・モバイルオーダー、クーポン、アンケート、ゲーミフィケーション、チャットボットと有人チャット、そしてエージェントUIです。
ミニアプリは全社に必要とは考えていません。会員証・予約・注文のいずれかが事業の中心にある場合は効果が大きく、そうでなければリッチメニューと外部サイトの接続で足ります。診断で、どちらかをお伝えします。
「誰に、何を出すか」は、配信でも受け皿でも同じ問いです。ここを人の勘で回している限り、施策は担当者の稼働以上には増えません。
レコメンドとエージェントUIの実装は レコメンド・AIエージェント開発(04 ─ 発展)で担当します。LINEはその出口として、いま最も人が集まっている場所です。
友だちの数は、まだ資産ではありません。3つの面は、すべてこの一点に乗っています。
誰なのかが分かって、
はじめて資産になります。
3つの面は、すべてこの土台に乗っています。ここが空いていると、どれだけ機能を足しても一斉配信に戻ります。
LINE VOOM の提供終了と、追加メッセージの料金改定が同じ四半期に重なります。
先に通数の構造を整えた会社と、
そうでない会社で、来年のコストが変わります。
出典:LINEヤフー for Business 公式リリース(2026-07-15/07-30)。新「投稿」機能がメッセージ通数を消費するかどうかは、9/2の提供開始後に検証します。
2026年10月1日から、追加メッセージは20万通/月まで1通3円、20万通を超えた分は1通2.5円(税別)です。
何をどの順で打つかの設計そのものからご相談の場合は、CRM戦略設計(01 ─ 戦略)から。LINEで実証してから、他チャネルへ広げる進め方もできます。
配信履歴・通数・ブロック率・ID連携率を棚卸し。止められる通数を特定します。
60分
セグメントと配信条件、ID連携の導線、受け皿(リッチメニュー・ミニアプリ)を設計します。
データ接続、シナリオ実装、クリエイティブ制作、QA。小さく1本流して検証します。
配信・効果測定・改善を毎月。やめる配信を決めることまでを運用に含めます。
月次
改善率などの具体的な数値は、クライアントの許諾が取れたものから掲載します。商談では実数もお出しします。
実績をもっと見るできます。アカウントの引き継ぎ、過去のシナリオとセグメントの棚卸しから入ります。切り替えないほうが良いと判断した場合は、そのようにお伝えします。
あります。むしろ母数が小さいうちにID連携の導線を作っておくほうが、後からの復旧コストがかかりません。連携していない友だちは、増えても出し分けの対象になりません。
全社に必要とは考えていません。会員証・予約・注文のいずれかが事業の中心にある場合は効果が大きく、そうでない場合はリッチメニューと外部サイトの接続で足ります。診断でどちらかをお伝えします。
現在の配信通数と内訳をいただければ試算します。2026年10月1日から、追加メッセージは20万通/月まで1通3円、20万通を超えた分は1通2.5円(税別)です。通数の見直しとセグメント配信への移行を含めて、改定後の月次コストを整理します。
LINE公式アカウント単体でも始められます。アプリ・メール・SMSと横断で出し分ける段階になったら、統合型CRMツールを検討します。導入しない判断も含めて中立にお答えします。
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